ヒルクライムという自転車レース(龍勢ヒルクライム2006レポ)

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たまには趣味の自転車ネタなど。
親切な解説つき。

会社の同僚達から刺激を受けて自転車に乗り始めたのが4年前。
その年にツール・ド・フランス(※1)を初めてちゃんと観た。

そして、山を上る自転車競技があるのを知り、ぶったまげた。

標高2000メートルもあるアルプスの山を立ち漕ぎしながら上っていくヤツら。何考えてんだーって感じ。

我が家は推定斜度7%(※2)の坂の上にあるのだが、帰りの上りの事を考えるとうんざりしたもんだ。自転車って普通の平らな道を走るための乗り物じゃん、坂を上っても速くないし疲れるのでちっとも効率的じゃないじゃんって思ってた。
で、この驚きの競技の存在が「M真性」なオレを刺激したのは言うまでも無い。
それからというもの、ひたすら山を上り続ける「ヒルクライム」というアホなレースに出始め、美ケ原高原を1回、富士山(5合目まで)を3回上った。(あれ、まだそんなもんか)


今回(11月)、龍勢ヒルクライムという埼玉県秩父市で行なわれたレースに初出場。往復200キロをクルマで移動し、秩父山奥のわずか12キロの峠を上りに行くのってどうなのよ。

では、レースでの面白そうなとこだけプチレポート。

<スタート前>
ヒルクライムというレースの性格上、もちろんコースは「行って来い」の一本道。帰りはみんなで下山するのだが上着がないと凍死するので、あらかじめ下山用ウェアをゴール付近に搬送してくれる。
荷物を預けようとトラックに近づいたら前の人が豪快に立ちゴケ(※3)。うむ、公衆の面前で立ちゴケは気の毒だが、同情の言葉は不要だ(余計に落ち込むはず)。

<スタート>
レース前は小雨。スタートしてからしばらくほぼ平坦な道が続くのだが、すぐに集団が中切れ(※4)。やべえ、オレが行くしかねえなどと普段はてんで持ち合わせていない正義感を発揮し、足を消耗。

<ひたすら上り>
平坦道が終わるや否や、目の前にガツンと15%の坂が。こりゃーダンシング(※5)じゃないと上れんわ。「いやーこりゃキツイっすねー」と横の人に話しかけてみたが完全シカト。いいさ、別に。

<中間地点>
早くも足が無くなりかけ、このまま無理するとファミリージョッキーのスタミナ切れ駄馬(※6)のようになってしまう恐れがあったため、39T-25T(※7)にスタックしたままだらだら上る。

<ゴール前>
ゴールやや手前に下りあり。雨だったし、めちゃ怖い。ふらふらしながらコーナーリング、後ろの人ゴメン。
草レーサーの中には下りを得意とする命知らずもいるが、妻子を持つ身としてはとても真似できましぇん。

<ゴール>
コースが良く分からんので、あれあれという感じでゴール。不完全燃焼っす。
下山は寒くてある意味レースよりきつかったが、それだけなので省略。

<帰路>
こういったレース帰りは必ず自分にごほうびをあげる事にしている。
本日は途中のコンビニでフライドチキンを、その後、牛丼つゆだくを食す。うまい!
一緒に参加した知り合いの方は、肉まんをほうばったそうだ。

どうせうまいんだから、ごほうびと言っても庶民的なものでいいのさ。

以上。


<注釈>
※1 ツールドフランス
世界最大の自転車ロードレース。3週間かけて3000キロの道のりを走り、いちばん短いタイムの人が優勝となる。1ステージ4~5時間くらいかかるので、本当に好きじゃないとライブで見続けるのに耐えられない。

※2 斜度7%
知ってると思うが坂道のキツさを示すもの。7%だと100m進むうちに7m上る坂。直角三角形を想像するとかなりなだらかだが、自転車だと10%を超える坂はきつく感じる。15%を超えると壁。

※3 立ちゴケ
ロードレーサーのペダルは、スキー板のビンディングみたいに靴とくっつくようになっているため、上げる方の足もペダルに力を与えることができる。でも踵をひねらないと外れない構造となっているため、外すの忘れて停止すると自転車を道連れに立ちゴケとなる。人に見られていると痛さより恥ずかしさが上回り、1週間はブルーな気分になる。

※4 中切れ
平らな道の自転車レースは集団で移動することが多い。前の人を風除けにすると楽に走れるからであり、速い人に引っ張ってもらったり先頭をローテーションしたりすると単独より速く走る事ができる。(草レースでもこの効果は顕著である。)ところが、風除け効果より脚力の差が大きいと前の人についていけなくなって間が開いてしまう。これを中切れと呼び、風除け効果が得られなるため、頑張らないとずるずる後退する羽目になる。集団の真ん中辺で離れてしまうと、その後ろの人達が皆まきぞえになりひんしゅく。

※5 ダンシング
いわゆる立ちこぎの事。体重をペダルに乗せることができるため、トルクが欲しい時に使う事が多いが、体重を足で支えなければならないため一般的に座りこぎと比べて疲れる、うまい人の立ちこぎはリズミカルで踊っているようだ。だが、ダンスがうまい人がダンシングが得意とは限らない。

※6 ファミリージョッキーのスタミナ切れ駄馬
ファミリージョッキーは初代ファミコンのゲーム。5頭か6頭の馬でレースをするのだが、スタミナが切れると極端に遅くなって他の馬から置き去りにされ、画面の隅でぴょこぴょこするだけの存在となる。ヒルクライムで足が無くなるとやはり極端に遅くなり、辛いだけで何のために上っているのか分からなくなる。

※7 39T-25T
フロントとリアのギアの歯数。ロードレーサーの場合、フロントは52Tと39Tの2枚、リアは12T~25Tの間で9~10枚のギアがあるのが一般的で、斜度によって切り替えて使う。フロントは数が大きくなるほど重くなり、リアは逆に数が大きくなるほど軽くなる。39T-25Tはオレのバイクで最も軽い組み合わせとなり、ペダルをひとこぎするとタイヤが1.56回転(52÷39=1.56)する。足が無くなってくるとこれでもつらい。ならもっと軽いギアを装備すればいいじゃないかと思うかもしれないが、あんまりくるくる回るのもかえって疲れたりする。

この記事へのコメント

ka
2006年12月12日 10:43
めずらしく自転車ネタですな(笑
>肉まんをほうばったそうだ。
>ごほうびと言っても庶民的なものでいいのさ。
失敬な、私が食したのは庶民の肉まんとは違いまっせ
「大入りジューシー肉まん×2+あんまん×1」とゆう贅沢品です。
実はコンビニの駐車場で店から肉まんを抱えて出てきた時に
目の前を「湘南ナンバーのステップワゴン」がすっ飛んで行くのを目撃しております。
・・・手を振る余裕が無かったので生暖かい目で見送ってしまいました。
ぬし
2007年02月12日 20:47
kaさん、コメントありがとうございます。
肉まん、デラックス版だったんですね、知りませんでした。(分かるわけないですが)しかも2個ですか、それはごちそうですね。
私も中華まんを買うたびにデラックス版に魅かれるのですが、いつもスタンダードなやつを買ってしまいます。すごく小市民なのです。

って、遅いっすね、レスコメント。失礼しました。

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