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zoom RSS LANDISK HDL2-AのRAID崩壊から自力でデータ復旧する

<<   作成日時 : 2017/01/18 23:52   >>

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I-O DATAのNAS、LANDISK HDL2-A4.0がRAID崩壊し、途方に暮れました。
これはそんな状態からデータ復旧するまでの物語です。

復旧させることをサルベージ(海難救助)というんだそうです。カッコいい言葉ですね。

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最初に書いておきますが、この記事を参考に復旧を試みるのは構いませんが、全て自己責任でお願いします。
大切なデータが消えてしまうリスクを取りたくない方は、I-O DATAが推奨するデータ復旧サービスをご利用ください。

振り返ってみるとこのNASを購入したのは2012年10月でした。
それまでわたしはハードディスク障害に備えていなかったので、ハードエラーが発生したら家族の思い出の写真も、苦労して作成したプログラムもいっぺんにパーです。
考えてみると怖くなったので、NASを購入してRAID1(ミラーリング)組み、これなら大丈夫とNASに頼り切っていました。

そんな時に発生したのが恐るべきRAID崩壊(´・ω・`)
家族にも「NASに入れておけば大丈夫だから」などと利用を推奨していたもんだからさあ大変。

まずは我が家のNASの状態からご覧ください。

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電源を入れると、STATUSランプが点滅しながらビープ音が10回鳴ります。

HDD1もHDD2も接続済になっているのに、パーティションにアクセスできません。
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チェックディスクはエラーになってしまいます。
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MagicFinderのログには数ヶ月前からエラーが発生していました。
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どうやらHDD2の方が半殺し状態になり、それなのに無理に使用していてRAID崩壊につながってしまったのではないかと推測します。
確かに11月頃にNASがピーピー鳴っていて、電源入れ直したらそのまま使えたのでヨシとした記憶があります。あの時にログを確認し、HDD2を交換しておけば、RAID崩壊は無かったかもしれません。

「STATUSランプが赤点滅しながら10回ビープ音が鳴る」という症状の対処方法として、マニュアルを見ると以下のように書いてあります。
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データ復旧サービスを使うか、データを諦めるかの2択です。
これは自作マニアへの挑戦と見ました。自力で復旧して見せましょう。リスクは承知の上です。

幸いにもHDL2-Aは人気機種なので、ネット上に参考になる記事がいくつもありました。
特にお世話になった記事のURLを貼っておきます。

http://www.geocities.co.jp/keep_creating/PC/HDL2-A.html

データ復旧作戦は以下の通りです。
これ以上NASの機能であれこれやると益々悪化するのではないかと考え、ハードディスクを取り出してデータを吸い上げる事にしました。

1.ハードディスクをパソコンにUSBで直付けする
2.パソコンをLinux(ubuntu)で USBブートする
3.ubuntuでハードディスクを認識させる
4.パソコンのローカルディスクにデータを吸い上げる

なぜLinuxを使うかというと、NASハードディスクのパーティションはWindowsで認識できないフォーマットが使われているからです。NASのOSがLinuxだからなんですね。
わたしのように普段Windowsしか使ってないユーザーにとってはハードルが上がる要因です。


では行ってみます。

まずはハードディスクを取り出します。工具も何も要りません。
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ハードディスクはseagateのST2000です。
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1. ハードディスクをパソコンにUSBで直付けする

NASのハードディスクをパソコンに接続します。NASに入ってるハードディスクのうち、エラーが出ていないHDD1の方を使います。
パソコンにSATAで接続してもいいのですが、自作機をいちいち開けるのが面倒なのと、ノーパソでやりたかったので、USB接続することにしました。

前から欲しかった、内蔵ハードディスクをUSBで接続する変換ケーブルを購入しました。

Groovy(タイムリー) SATA → USB2.0変換アダプタ UD-505SA 約2000円
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サポートOSはWindowsとMacになっていますが、Linuxでも使えました。
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2.パソコンをLinux(ubuntu)で USBブートする

今回使用するノートパソコンはWindows7です。ubuntuはデータ復旧だけに使用するので、面倒なのでインストールしたくありません。なので、ubuntuをUSBブートして後に残らないようにしました。

8GBのUSBメモリーを準備し、以下のサイトを参考にブート用USBを作成しました。

http://linux.pgtop.net/category/7626913-1.html

インストールせずに起動する方法は、LIVE起動というそうです。起動する度に設定も何もかも消えてなくなりますので、一時的な利用の場合だけに使うべきでしょうね。


3.ubuntuでハードディスクを認識させる

わたしはLinuxスキルが高くありませんので、使ったコマンドだけ記載します。もっと便利なコマンドがあるかもしれませんが悪しからず。

(1)ハードディスクの状態を確認する

分かりやすいので、GNOME Disksでハードディスクやパーティションを確認します。

以下のサイトを参考にして、左上のDashの検索から「Disks」と入力すると現れます。

http://sicklylife.at-ninja.jp/memo/ubuntu_unity/index2.html

/dev/sdbが対象の2TBハードディスクです。ちゃんと認識されています。
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(2)パーティションを確認する

ctrl-alt-tでターミナルが起動しますので、以下のコマンドを入力します。

sudo parted -s /dev/sdb print
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いちばん大きなパーティションである/dev/sdb6が目的のユーザーデータが入っているところですので、こいつをマウントします。


(3)データパーティションをマウントする

ここがいちばんのポイント!

マウント先のディレクトリを作成します。

sudo mkdir /media/usbhdd

以下のコマンドでユーザーデータのパーティションをマウントします。
xfsフォーマットのパーティションを、リードオンリーでマウントするオプションを指定。

sudo mount -t xfs -r /dev/sdb6 /media/usbhdd

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うまくマウントできたら、デスクトップの左隅のアイコンに目的のドライブが表示されます。

わたしは一発でマウントできました。
もしマウントできなかった場合は、以下の記事を参考にして情報を削除する必要があるかもしれません。(未確認)

http://www.geocities.co.jp/keep_creating/PC/HDL2-A.html


4.パソコンのローカルディスクにデータを吸い上げる

マウントできれば勝ったも同然です。
ドライブのアイコンを開いて以下のようにフォルダ階層を辿ると、見慣れたフォルダやファイルが表示されました。
ああ、良かった!

share→disk→

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パソコンのローカルディスクにコピーすれば、とりあえずデータを逃がす作業は完了です。
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データ復旧サービスの相場は3万〜5万円くらいとの事ですので、自力復旧にトライしてみる価値アリだと思います。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
同型の2TタイプでRAID崩壊になり検索でたどり着きした。
非常に簡潔にわかり易く書いて頂いたのでお陰様でデータ取り出しができました。ありがとうございました。復元ソフトはデータの検索に気が遠くなるほど時間がかかりましたが、ubuntuはあっという間でした。
お礼を致したく書き込みました。ありがとうございました。
きんちゃん
2017/03/08 14:06
>きんちゃん
コメントありがとうございます!
RAID崩壊でマッツァオになり、ネットで情報集めて何とか復旧できたのを思い出します。先人達からいただいた情報は本当に有り難く、わたしも役に立ちたいなと思って書いた記事なんです。
なのでわたしも嬉しいです!
ヒロ
2017/03/08 22:40

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