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zoom RSS 自転車のホイール組みに挑戦してみよう!その3(ホイールの仮組み)

<<   作成日時 : 2008/07/21 22:45   >>

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今回からいよいよホイール組みに入る。
どのくらい詳しく書けばいいかって考えたのだが、とりあえず皆がこれを見れば問題なく完成に持っていけるくらい詳しく書こうと思っている。
特に注意して欲しいポイントは太赤字で書いておく。

初めに言っておきますが、これを書いている時点で、まだホイールは完成してません。
よって、真似して組み始めて失敗しても責任は取れないのでご了承ください。
仮に完成したとしても、自己責任でやってくださいね。
また、質問があれば可能な限り応えるようにしたいと思ってます。

完成後の補足コメントは太緑字で書いておく。

ちなみにこれからレポートするオレのホイールは、以下のように組むものなのでよろしく。

・ロード用後輪
・32H(スポークの数ね)
・6本組(3交差)、タンジェント組みと言うそうな

実際にホイールを組んでいく前に前準備。
スポークプレップって知ってる?どうやらスポークネジの緩み止め剤らしくて、これを使うとスポークの緩みが少なくて、ホイールがかなりしっかり組めるらしい。

ホイールスミス スポークプレップ 2000円くらい。
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だけど高いし、手に入りにくいよね。
という訳で、オレは既に別用途で購入済みの代替品を使う事にした。

コニシボンド ネジやま救助隊アロンゆるみ止め 500円くらい。
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ま、何も塗らないよりいいでしょ。
早速、スポークネジに薄く塗り、乾かす。
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→後で知り合いのバイクメカニックの人に注意されたのだが、自転車用でないものを使うと後でニップルが回らなくなる可能性があるので、それだったら塗らない方が良いとの事。やめておいた方が無難だ。

ようやくホイール組みに入る。
ミノウラのマニュアル通りやってみよう。

まずはリムをチェックしろとある。
通常リムのスポーク穴は、左右にジグザグにオフセットされているとの事。
だが、オレの購入したDT−SWISSのリムは、どんだけ睨んでもオフセットされている気配は無い。
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以前に使用したアラヤのリムは確かにオフセットされている。
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オフセットされていると、それぞれのフランジに近い穴の方に挿す必要があるのだが、オレのリムはこの極性が関係なしとの結論にした。
ちなみにフランジっていうのは、ハブについているひらひらの事ね。スポーク穴が空いているとこ。

じゃ、やってみますよ。

今後の手順は、どっちのフランジにスポークを挿すのか、フランジのどっち側から挿したのかがとても重要になってくる。よってここで呼び名を定義しておこう。
ギア側(スプロケット側)のフランジを「ギア側フランジ」、反対側のフランジを「反ギア側フランジ」と呼ぶ。
また、ハブの中心から外側にスポークを挿す場合を「フランジの内側から」、外側から挿す場合を「フランジの外側から」という表現を使う。

まずはハブをギア側を下にして立てろとある。よっしゃ分かった。
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上のフランジの外側からスポークを挿していくと。
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穴を1個おきに、全8本のスポークを挿し込む。簡単簡単。
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次にスポークの1本をリムの穴に挿し込む作業となるが、ここでいきなり注意が必要だ。
挿し込む位置はバルブ穴を意識しなければならない。最終的に、バルブ穴の上でスポークを交差しないようにしないと、空気入れのヘッドが差し込みにくくなってしまうからだ。
ミノウラのマニュアル見てもちょっと分かりづらい。よって、以下の写真を参考にして挿して欲しい。ハブはギア側が下の状態。
反ギア側フランジの外側から挿したスポークの1本は、写真の位置に挿しこむのだ。これを起点にして、3つづつ穴を飛ばして次のスポークを挿す、という作業を8本に対して行う。
スポーク穴がオフセットされている場合は、上にオフセットされている穴に差し込む事。
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挿し込んだ後、ニップルで仮止めする。仮止めはマニュアルに4回転とか書いてあるけど適当で良い。
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8本を挿し込んで、仮止めした状態。
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次に、ホイールをひっくり返してギア側を上にし、ギア側フランジにスポークを通していく。
ギア側と反ギア側のフランジを見下ろすと、スポーク穴がズレているのが分かる(垂直じゃない)。反ギア側フランジにさっき挿したスポークから、ハブの中心から見てちょっと右側の穴に挿していく。こっち側も8本挿す。
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次に、こっち側も同じようにリムのスポーク穴に挿してニップルで仮止めしていく。
挿す場所は、反対側の反ギア側フランジのスポークの、ハブ側から見て右隣だ。よって、1本はバルブ穴のすぐ左側に挿す事になる。
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ギア側も8本挿し込んで、仮止め。
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マニュアルによると、半時計方向に目一杯ねじれとある。
ニップルがリムの穴から頭を出すくらいまで。
よいしょっと。何かホイールらしくなってきたし。
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以上でスポークの半分の作業は完了。
今まではフランジの外側から挿すスポークの作業。
これからはフランジの内側から挿すスポークの作業となる。

ホイールの向きは依然としてギア側が上のまま。
この状態で、今度はフランジの内側からスポークを挿していく。
8本挿したら、ギア側フランジの穴にはすべてスポークがささっているはず。
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次に、内側から挿したスポークを、リムの穴に挿す作業なのだが、まずは場所を確認しておこう。
ターゲットはここ。フランジの外側から挿したスポークとは逆方向の角度にスポークを向ける。
同じフランジに挿したスポークと3回交差しているのが分かるだろうか。
リムの穴の場所は、交差したスポークを跨いで、更に反ギア側フランジから出ているスポークの次の位置だ。
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ここからが重要。スポークをあやどりさせて交差させる。
1回目の交差はフランジ上。2回目の交差は上を通過。3回目の交差は下を通過させる。分かるかな。

スポーク穴に入れたらニップルで仮止め。
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8本挿し込んで仮止めした状態。スポーク24本完了
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ホイールをひっくり返して、今度はギア側が下になる。
この状態で、反ギア側フランジの空いている穴に、内側からスポークを挿していく。
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ギア側でやったのと同じように、同じフランジから出ているスポークと3回交差。2回目の交差は上、3回目の交差は下を通過させ、スポーク穴に挿してニップルで仮止め。
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この頃になってくると、スポークの遊びが少なくなりスポークのネジ部分がリムの外に出てこなくなるので、ニップルをリムに乗せるのが難しくなってくる。
よって、ラジオペンチ(ピンセットとか)でニップルをあらかじめリム穴に入れ、その後にスポークを挿すようにした。
ディープリムとかだと、どういう風にやるんだろう・・。おそろしや。
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→後でどっかのサイトで見たのだが、余ったスポークを使って反対側からニップルを挿していくと楽にできる。気が付かなかった・・・。

ニップルをねじ込むのはまだまだマイナスドライバーでOK。
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8本すべて挿し込んだら・・、おりゃー、スポークの仮組みが完了したぜ。
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ここできちんとできているかチェック。チェック項目は4つ。

1つ目は、フランジの内側から挿したスポーク(つまりフランジの上を通っているスポークね)がトルクをかける方向に向いているか。
内側から挿したスポークが、ホイールが回転する方向と逆の角度に向いていればOKだ。
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2つ目は、スポークがきちんと交差しているか。
内側から挿したスポークなら、3交差が上→上→下。外側から挿したスポークなら、下→下→上だ。32本、すべてチェックしよう。
ありゃ、オレは1本失敗していたし・・・。失敗してたら直そうね。
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3つ目は、バルブ穴上をスポークが交差して塞いでいないか。
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4つ目は、けっこうどうでもいいのだが、ハブのロゴマークとリムのロゴマークが直線上に位置していること。見てくれの問題だけなので、性能には関係なし。でもこうなっているとプロっぽいんですって。
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仮組みの最後に、少しニップルをねじ込んでおく。
目安として、スポークのネジ部分が見えなくなるまで。これでもまだスポークはくにゃくにゃ。
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その4は、スポークのテンションを高めて、振れ取りを行う予定。
いよいよ振れ取り台の登場だ。

・その1(パーツセレクト)
・その2(リムの取り外し)
・その3(ホイールの仮組み)
・その4(振れ取り、前編)
・その5(振れ取り、後編、そして完成へ)
・その6(前輪組み)

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ヲォ〜!
手組みチャレンジとはやりますねぇ(完全乗り遅れ)。
せっかくだから、前輪はイタリアン(ストレート組み)でやってみてくださいな。
楽しみにしております。
わんだ父
2008/07/21 23:48
お疲れ様です!着々と進んでいるようですね。
細かいところまで気を使っていて感心しちゃいます。
私の場合おおざっぱにやりましたが、現在も生きて走ってます(?)。
レポート大変参考になります。
続編も楽しみにしています。
toshi
2008/07/22 12:31
わんだ父さん、始めちまいましたよ。残念ながら前輪スポークも購入済みですので今回は堅実にタンジェントでやります。次回の決戦用軽量ホイール組む時は、28H放射線組でやりますぜ(次回があれば)。

toshi先輩、わたしの組み方で間違いを見つけたら、メールなどでこっそり教えて貰えませんか。頼りにしています。
ぬし
2008/07/22 19:58
はじめまして。
今年度の自転車技師、安全整備士試験をつい先日受けた者です。
受験をするにあたり、ネットで情報を収集していた時、こちらのページを参考にさせて頂きました。
ホイール組のやり方は、教科書に載ってる通常のやり方と、こちらに紹介されているやり方と、かなり違うのですが、少なくとも私には、こちらで紹介されているやり方の方が合っていました。
試験では制限時間があるので、正確さと速さを求められます。速さという点では、やはり通常の方がはやいのです。でも正確さという点で、こちらのやり方は単純で分かりやすく間違いが少ない。試験では1カ所でも組み方間違えたら絶対に制限時間を超えるので、速さよりも単純で正確さを求めた方がいい、とは判断した次第です。
また、早さがない、と先に書きましたが、こちらも大した違いはありませんでした。こちらのページを見つけて試験まで2ヶ月間、ずっとここで紹介されてる組み方を特訓した結果、先の試験時には両隣にいた方よりも早く組めました。

試験の結果はまだ分からないのですが、特に問題なかった気がします。

ここで紹介されているホイール組を誰が最初に編み出したのか知りませんが、まずその方に感謝を。
そしてそのやり方を非常に分かりやすく解説して下さったこちらの主の方に感謝します。

合格して私がブログに書くネタに困った時に是非こちらのページを紹介させて下さい。
自転車技師受験者
2012/09/01 07:06

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